冒険のはじまり
ほんとうは「聖杯ロボットをめざして」としたかった。
年金なんてしょぼくさい単語を使うことになろうとは。
ぼくは実をいうと年金を気にする年齢なのだ。ああ、そうね、10代の若者だって気になる人は気になるものだ。まぁ、ぼくはとくに気になるお年頃というわけだ。
ぼくはサラリーマン時代が短く、このまま行くと年金額は月10万円ほどだ。個人保険の年金のようなものが月2万ある。あわせると12万円だね。生きていけるだろうか。いけないね。
それでけっきょくなんだっていうと、FX(外国為替証拠金取引)の自動売買をするロボット(ソフトウェアだね)を自分で作って、運用しようじゃないかってことなのだ。
毎日・毎日、コツコツとしらないうちにお金を稼いでくれる、安全で、安定したロボットだ。「金のなる木」とよんでもいいだろう。まぁ、そんな都合のよいものを作っちゃおうってわけだ。
さあ、おじさん(ぼくのことね)の気の長くもわくわくした冒険のはじまりだ。