プログラミング言語 人気ランキング 2013
【 TIOBE Programming Community Index for September 2013 】
http://www.tiobe.com/index.php/content/paperinfo/tpci/index.html
プログラミング言語の人気ランキングである。人気ランキングといっても調査の方法によって結果は大きく異なるのは当然だが、TIOBE によるランキングは最も有名なもののひとつで、多くの人たちが参考にしているものだ。
さて、結果は驚くなかれ、40年前に現れた C言語が現在でもナンバーワンなのだ。2011年は 確か Javaが1位だったはずだ。この調査によると、Javaは長期的には下降傾向にあるそうだ。その結果として、2012年から2位となったということなのだろう。
C# はマイクロソフトによって開発されオープン化された言語だが、だれに聞いても評価が高い。やはり後発だけあって、Java などよりも改良・モダン化が進んでいるようだ。ただし、職業プログラマにとっては、つぶしが効く言語とはみられていないようだ。その意味では Java と C++ がダントツということだろう。
また、Perl はしかたがないとしても Ruby(https://www.ruby-lang.org/ja/)が大きく下降しているのは意外だ。同種である Python(http://www.python.org/)との順位の差が大きい。まぁ、ぼくは Python 派だから気分は悪くない。
ところで、プログラミング言語界にとっての AKB48といってもよいのが JavaScript だ。HTML5 の躍進により大人気・大注目の言語なのだ。また、ウェブ・ブラウザのクライアント言語として選択の余地がないということもある。
ただしこの言語はかなりの暴れ馬でもある。Java の君臨によりクラスベースのオブジェクト指向が共通スキルとなっているなか、JavaScript はプロトタイプベースという極めて希なタイプのオブジェクト指向を採用している。しかもやっつけ仕事で策定された仕様ということもあるのか批判も多い。
その結果、JavaScript をラップするような形で現れた、エレガントな言語仕様をもつ CofeeScript(http://coffeescript.org/)や、ポスト JavaScript としてグーグルにより開発された Dart(https://www.dartlang.org/)が注目を浴びたりしている。個人的には Dart は今更 Java の焼き直しのようであり、実につまらない言語と感じるが、職業プログラマにとってはまってましたというところだろう。CoffeeScript はいいと思うが、JavaScript のような荒々しさや力強さがないように感じる。
さて、ここで別の調査結果も掲載しておくことにしよう。
【 The RedMonk Programming Language Rankings: June 2013 】
http://redmonk.com/sogrady/2013/07/25/language-rankings-6-13/
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