Basic4GL
なん年かぶりにこのサイトを訪れた。
【 Basic4GL - http://www.basic4gl.net/ 】
ぼくはゲームを作らないので、あまり縁があるほうではないけど、それでも、なんかすごいぞこの Basic は!って思わずにはいられない。
ゲーム向け Basic としては、DarkBasic や Blitz の名前が直ぐに浮かぶ。PureBasic だってなかなかのものだ。しかしこれらは皆有料ソフトだ。そんななか、フリーでソースコードも公開しているゲーム開発向け Basic の雄がこの Basic4GL ではないだろうか。
国内では HSP や LGP があるが、ゲームを作るのが好きな人は、Basic4GL にも手をだしてみたらどうだろう。
【 サンプルフォルダにはいくつもの興味深いサンプルが入っている 】
公式サイトの Demos ページからは数多くのデモプログラムがダウンロードできる。
【 Demos - http://www.basic4gl.net/index.php?page=Demo 】
これらのサンプルやデモを見れば、2D、3D のゲームを作る能力がうかがえることだろう。しかし、それでも、この Basic4GL は、地味な仕事のこなせるようだよ。
緑色した「Go!」ボタンを押すと直ぐに実行してくれる。実際、Files フォルダの中に Test.txt が作られ、上の内容が書き込まれていた。
上のプログラムは、フォントを「MS ゴシック」に変更して入力したので、日本語も問題なく表示されている。日本語入力が必要な人は下のように設定画面でフォントを変更すればよい。
また、デフォルトの状態でサンプルプログラムを実行すると、フルスクリーンで実行するので、それが嫌な人は事前にオプション画面で下のようにご自分の環境に合わせて変更するとよいと思う。それから実行だ。
ところで、Basic4GL は独立した実行ファイル(.exe)を作ることができる。そこで、デモ画面の画像にあった「Racing Game」をコンパイルしてみよう(正確にいうとコンパイルではないだろうけど)。そのためには、まずは、ファイルメニューのなかにある「Create Standalone .exe...」を選ぶ。
すると、下の画面がでてくるので「Create Program」ボタンを押せば .exe ファイルができあがる。タブを切り替えて各種設定がおこなえるが、今回はこのままボタンを押した。画面をみると UPX を使ってサイズを圧縮することもできるようだ。レーシングゲームの実行ファイルサイズは 2.56MB ほどになった。UPX を適用すれば 700kB くらいにはなるはずだ。
上で「Create Program」ボタンを押した結果が下の画面だ。
上のメッセージは、サウンドとミュージックのために、2つの DLL を別途配布するようにとのことだ。
Basic4GL の言語仕様はチュートリアルなどを見てほしい。