魔術師をめざして

魔術師を目指して、相場・数学・プログラム言語を研究しています。

ぼくと詰将棋

知っているだろうか、プロ棋士の佐藤康光九段は、頭の中に完全なカラーの将棋盤が浮かぶというのだ。ぼくも挑戦したが、いくらやっても、ぼくの頭の中には色のないぼんやりした映像しか浮かばない。長手数の詰将棋を解くときのぼくの頭の中は下に描いた絵のような感じ。将棋盤だったらあるはずの境界線もない。

詰将棋を解くときのぼくの頭の中 】

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それでも、問題図面を見ているのではそのイメージが強すぎるので、目をつぶって頭の中で解くほうが解きやすいということも多いのだ。

さて、ぼくが将棋を覚えたのは 23歳の頃でこれは遅いほうだろう。将棋を覚えた頃は詰将棋にはまったく興味がなく、その後、強くなるために詰将棋を始めたころも嫌々解いていた。詰将棋は腕立て伏せのようなもので楽しいはずはないという意識だった。

しかし、近年になってようやく詰将棋がおもしろくなってきたのだ。ただし現在は封印中。やり始めると熱中して他のことが手に付かなくなるので我慢している。でも、必ず再開するつもりだ。

【 11手詰を解く鈴木環奈女流 】f:id:fxrobot:20131214205434j:plain

【 その11手詰の問題 】
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突然だが上は、女流のプロ棋士が11手詰を解く動画のスクリーンショットだ。

ぼくも解いてみたが、鈴木環奈女流よりも早く解けたぞ。自慢か? まぁね。
皆さんも挑戦してみてほしい。なかなかおもしろい問題だと思う。


【 43手詰を解く三浦弘行八段(現九段)】
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【 その43手詰の問題 】
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もう一つ。トップクラスのプロ棋士である三浦弘行八段が、43手詰を解いている姿。

1~2年前のことだったと思うが、実はこの動画に出会って、この問題を自分でも解いてみようと思ったのが初の長手数挑戦だったのだ。

この問題を解くのに3日ほど掛かってしまったと記憶している。盤面を見ないで頭の中だけで解くという条件を課していたこともあり、なかなか解くことができなかった。

しかし、これを解くことができたのがきっかけとなり、その後は次々と難しい問題を解くことができるようになったのだ。

というわけでこれはぼくにとって思い出の詰将棋となったのだ。この問題には、難しい筋はないと思うが、頭の中で駒を動かさなければならず、経験のない人にはそれが一つのハードルになるだろう。

自分だってと感じた人は是非とも挑戦してほしい。
最後に今回話題にした動画を掲載する。

【 鈴木環奈女流 】

 【 三浦弘行八段 】

 【 解図力世界最強の男「宮田敦五段」が同じ問題(43手詰)を解く 】

動画が存在するうちにどうぞ。