魔術師をめざして

魔術師を目指して、相場・数学・プログラム言語を研究しています。

パライバトルマリン

パライバトルマリン(Paraiba Tourmaline)はぼくのもう一つの好きなジェムなんだ。

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このリングは女性用だけどサイズが大きいのでぼくのものとして持ち続けている。部屋にいるときにたまにつけている。そのときは志茂田景樹になった気分だ。:P

ぼくは好きで持っていたジェムやジュエリーのかなりをプレゼントしてしまったが、このリングはぼく愛用のものとして人にあげることはなかった。1.35 カラットのパライバトルマリン・リングだ。

 実 物を肉眼で見るとネオンカラーが美しく。気持ちが癒やされる。パライバはこのリングの他に 0.82 カラットのルース(石だけ)を持っている。将来、自分用か誰かさん用のジュエリーになるのだろう。今は貧乏なので直ぐにどうこうする予定はまったくない が、状況が好転した際のぼくの楽しみの一つなのだ。

ところで、女性ならば誰しもダイアモンドジュエリーを一つはほしいと思うよう で、ついつい騙されておかしなものを買ってしまうということが多いのだ。ぼくの知り合いの女性も一つはほしかったと 1 カラットのダイアモンドネックレスを購入したのだが、その購入にあたり持っていた予備知識はカラット数だけだったのだ。

テレビショッピング などでも「このカラット数でこのお値段!」と肝腎なダイヤモンドの品質については極力触れないようにしていることも多い。想像するに品質を伝えたくないの は確実でその精神は詐欺といっていいだろうが、法律的には抜け目なくチラッと鑑別書の表記を見せたり、サラッと一度だけ口にする。こういうケースは確信犯 だね。

このついでに知らない人のために書いておくが、ダイアモンドというのは「4C」といって 4つの C で評価されるのだ。それらは、カラット(Carat)、クラリティ(Clarity)、カラー(Color)、カット(Cut)の 4つだ。カラットはその一つに過ぎない。

カラット数だけあるクズ・ダイアを買わせようという状況というのはけっこう多いものだ。テレビでもよく見るよ。テレビだからといって信用しちゃダメ。

パライバの話を書くつもりだったけど、話題がダイアモンドになってしまった。でもついでだから、これを見てもらおう。

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上は、クラリティで FI(Flawless)、IF(Internally Flowless)、VVS1、VVS2、VS1、VS2、SI1、SI2、I1、I2、I3、という順位となっている。

Flawless や Internally Flowless などというグレードの例えばダイアリングでは、街の宝石店ではまず置いてないのではないか(最近のことはちょっと分からないけど)。婚約リングなどとして勧められるのは VS1 - VS2 辺りだろう。

テレビショッピングなどで販売されるのは、SI2 - I2 辺りのグレードが多いように思う。ダイアモンドジュエリーとしては悲しいグレードだね。

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上はカットのグレードだが、エクセレント(Excellent)の上に EX(H&C)更にその上に 3EX(H&C)がある。H&C はハートアンドキュービッド(Heart & Cupid)の略で専用ルーペで見るとその姿が現れる。

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上は、カラーのグレードで、素人が見た目でカラーを判断できるということはないだろう。カラットは誰にでも直ぐに分かるので、それ以外の 3C を理解することが大切だね。

ぼくの持っていたのは、VVS1、3EX、D Color の 3.5 カラットほどのダイアモンドルースを 2つだった。そのどちらも、そのルースからプラチナリングを作ってプレゼントにしたのだった。ぼくにとってもよい思い出になっている。ぼくがその品質をプレゼント相手に恩着せがましく語ったということはいうまでもないね。:P

というわけで、たまたまこのブログ記事をご覧になった女性は決して騙されないでいただきたい。カラット数だけで売りつけようとする悪人に騙されてはいけません。

さて、話をパライバに戻すが、パライバと名の付くトルマリンは特別であり、その希少性は高くなるばかりだ。もし今、金持ちの彼がいる女性は、アメシストやアクアマリンのリングなどにごまかされることなく「わたしパライバトルマリンが好きなの」とでもいってみよう(これじゃただ嫌な女だけどね)。

もし、そのパライバが 1カラットオーバーならば一生の財産になると思うよ。