猿岩石ユーラシア大陸横断ヒッチハイク
ぼくは有吉弘行に興味がある。好きかと訊かれればちょっと違うが興味深い男であるとはいえる。このところ YouTube で有吉関連の動画を数多く観たが、おもしろいね、それに共感できる部分がけっこうある。そのうちまだ観ていない有吉動画も底をつきかけてきた。
そこで、昔リアルタイムで観た猿岩石時代のヒッチハイクが観たくなり全編を観た。うーん、やっぱりこの経験というのは精神的鋼となるであろう。若い頃のこんな経験は買ってでもする価値があるね。
ただ、とはいってもテレビに守られていたわけで、もし、二人の完全独力だったら生きて帰れなかっただろう。二人は多くのバイトをこなしたが、同行ディレクターがある程度通訳をした(話をつけた)のだと思うよ。まぁ、そんな意地悪なことをいうつもりはなかった。
有吉弘行の現在の生活は、このときの経験がそうさせているんじゃないかね。おそらくは毎月が年収のような月収を得ていることだろう。それにおごることなく松屋の定食が当たり前。
ぼくなんか今貧乏だけど、ぼくの景気がよくなったとしても今の生活に変わりはないと思うよ。確かに一時期、ぼくには数億の資産を持っていた頃もあり、どんな贅沢もできた時代があった。これを口にすると、かつての栄光にすがりついているという人がいる。なにも分かっちゃいないゲスなやつだね。
ぼくがそんな見栄張りなら、現在を貧乏などと公言しないだろう。ぼくは金があるかないかなどまったく気にしない。むしろ貧乏は、金持ちと同等以上に楽しいよ。両方の経験者であるぼくがいうのだから間違いない。:P ただね、自分はいいけど周りがね。その点は情けない。
ぼくには今だって金持ちへのチャンスはあると認識しているが、それを追いかけたいとは思わない。金を得るという点においてはそれは致命的な欠陥であろう。よく分かっているのだ。
ぼくはそもそもギャンブルが嫌いだからね。ギャンブル好きを非難するつもりはないよ。ただ、ぼくは楽しくないというだけだ。パチンコもしない。付き合いで何度かしたことはあるけど、玉が出てきても楽しくない。いつまでこれやってなきゃなんないの?っていう気分なのだ。これ、自慢しているわけじゃないよ。ぼくの自分自身情けないと感じる部分だ。
話は戻って、有吉弘行。こんなぼくのような共通した屈折部分を感じる。ただ、それは半端なもんじゃない。有吉弘行とぼくを比べると、ぼくは彼ほどお金にシビアじゃない。お金で楽も苦労もしたぼくだけど、またお金を得たなら自分の食生活などは変わらないだろうけど、やっぱり前のように他人に対して気前がよくなっちゃうだろうね。
テレビ番組の「怒り新党」で、マツコデラックスと有吉弘行がプレゼントを買おうっていう企画があって、有吉が日頃お世話になっている先輩芸人 上島竜平のために帽子を買うんだけど、数万円の帽子を見て「高っけぇー!」。結局、1万台の帽子を購入。まぁ、お金を使わない人なのだろうと納得したが、その後、ついでに自分のためのスーツを購入。その値段が数十万円。
そんなの買わなきゃ納得だったんだけどなぁ。有吉のそのゲスさにちょっとがっかりしたぼくだった。:P だけど、これからもファンとして楽しませてもらうよ!
ありがと。