無変換キーを使おう!(3)
久しぶりの AutoHotKey。
実はこのブログの過去の AutoHotKey の記事についてコメントと要望をいただいた。今までの記事では画像を貼り付けてそれを基に説明をしていたという次第。しかし、コピペができないという指摘があったので、今回は今までと同様ではあるが、画像とは別にその内容と同じテキストファイルを提供することにした。画像は 3つに分かれているが、テキストファイルは 1つになっている。
→ http://files.yagoo.org/autohotkey/AutoHotkey_test.ahk
1-2 行は、Mh+Enter でぼくの愛用エディタである Mery を起動している。なお、Mh はこのブログでは一貫して「無変換キー」を意味する。
4-13 行は、AutoHotKey.ahk メンテナンス用のコマンドで、Mh+@ で呼び出して自由に編集保存した後、Mh+Alt+@ によってリロードしている。リロードによって変更保存したプログラムが有効になる。
15-24 行は、Mh+b で Bigloo(Scheme コンパイラ)を呼び出している。ここでは、
Run C:\bloo36a\bin\bigloo.exe, C:\bloo36a\bin としているが、C:\bloo36a\bin によって動作時の作業ディレクトリを指定している。
24 行までは、Mh+b と Mh+Alt+b など 2種類のキー組み合わせで起動していたが、26-41 行では Alt に加え更に Ctrl と Shift キーを組み合わせて使用している。
27-31 行で、Mh+p が押されていてかつ Alt も Ctrl も Shift も押されていない場合に SWI-Prolog を起動するとしている。
33-41 行は、Mh キーに加えて Alt か Ctrl か Shift のどれかが同時に押された場合である。それを Alt、Ctrl、Shift の順に調べている。1-41 行までをテンプレートにすれば、かなり多くの処理を Mh キーに割り当てることができるはずだ。
43-44 行では、F4(ファンクションキー4)を押す代わりに Mh+q で済まそうとするプログラムだ。F4 を押すのとそれほど変わらないかも知れないが、ぼくには便利な割り当てなのだ。
46-58 行の処理は、SWI-Prolog と YAP(Prolog)がアクティブな場合のみに有効ないわばコマンドを指定している。例えば、SWI-Prolog 操作中に listing. と打ち込む代わりに Ctrl+l で済ませることができる。しかし、Ctrl+l が有効なのは、SWI-Prolog(と YAP)でのみ有効であり、例えば Excel の操作においては無効であり影響を受けない。
60-71 行は、ぼくが愛用している Firefox のための指定で、Mh+f で Firefox が起動するのは今までどおりだ。
66-71 行で何をしているかといえば、Firefox が起動している状態で、Mh+Alt+f によって、プライベートモードの Firefox を立ち上げたうえで、通常モードで立ち上がっている Firefox を終了させている。まぁ、ぼくはこういうことをよくしているので無変換キーに割り当てたということ。
プライベートモードの Firefox は元々 Ctrl+Shift+p で立ち上げられるようにはなっているが、ぼくの場合はそれを使えないという事情もあったのでこのような方法をとったのである。
今回は、コピペをしたいという要望があったので、プログラムコードの説明は簡単に済ませてしまったが、冒頭に提供したテキストファイルをテンプレート(基)にすれば使えると思う。
お役に立てば幸いです。
【追伸】なお、今回、過去の記事を参照しやすいように記事の「カテゴリー」分けをおこなった。そして AutoHotKey の記事は「プログラム言語」のカテゴリーに格納していたが、更に参照しやすいように「AutoHotKey」のカテゴリーを作った。この後も人気のある言語記事は別カテゴリーにする予定です。