年金ロボットをめざして、る?
どうなんだろ。そう訊かれると、ぼく自身もよく分からないよ。
いや、そうじゃない、目指しているよ、年金ロボットを。だって、このブログのタイトルを見てよ。ぼくは構想が壮大なだけなんだ。たとえるなら、美味しい寿司屋を開店するために、魚の養殖から始めるどころか、養殖技術を学ぶために留学するどころか、留学するためにその国の言葉を学び始めようとしているのだ。
どうだ、まいったか。っていうか、ぼくがまいっちゃってる。
ぼくは、そういうわけで(どういうわけ?)、ロシア語の独学を始めたのだ。この話は「無謀な挑戦」に書いた。ロシア語はその習得があきれるほど面倒な言語。今日も入門書のページを開いたが、老眼で文字が霞む。でもそれ、ロシア語とは関係ないよ。うん、ロシア語が難しいどころか、そんな障害も抱えているぼくなのだ。
考えてみると、ぼくはお金に欲がない。自分自身、とにかく FX を遠くに押しやっているようにも思える。だけど、年金ロボットは開発するよ。
ところで、ぼくは以前、Phoenix というロボットを開発して運用した経験がある。
そのロボットはぼくの思想通り、毎日少額をコツコツ稼ぎ続けてくれたのだ。
トレードに失敗したら取り戻しに行く(マーティンゲール的な)ロボットだった。ただし、連続して 3回(設定できる)失敗したら諦める弱気なところが、ぼくに似たかわいいやつだったのだ。
それどころか、市場が芳しくないと知るや、一定期間スリープするようにもなっていた。また、Phoenix は実験ロボットだったので、その稼ぎの絶対値は気にしていなかった。
Phoenix は毎日毎日コツコツと数ヶ月にわたって稼ぎ続けてくれたのだ。しかし、その日がやって来た。ギリシャ・ショックだ。
それに応じて Phoenix を停止することは簡単だった。しかし、ぼくは面白がってそのままにして運用を止めることはなかった。実際、累積利益も動かしているお金も小さかったからね。結局、それまでの累積利益がゼロになった時点で停止させたのだった。損は生じなかった。
ぼくにとって Phoenix を改良することが、実践的にもっとも近道なはずだが、 今のぼくは Phoenix とは完全に異なるものを開発したいのだ。
そうこう言っているうちに、ぼくはロシア語に挑戦することになってしまった。もし、習得できれば、FX とそのロボットに関するロシア語の情報を手にできる(すべてが英語で手に入ると思ったら大間違い)。それがとても楽しみで、本来の目的よりも、その魅力のほうが上回ってしまっているのだ。
まぁ、そんなわけで、しばらくは大きく遠回りをしてしまうぼくであろう。