EA開発ツール選び(5)
いやね、この題材はもう終わりにしたつもりだったが(5)まできてしまった。
こんかい、気になっていたもうひとつの EA開発ツールである「 VTS-Connect MetaTrader EA Builder」(以下、VTS)の試用版をインストールした。それでもう一回書くことにしたのだ。これで、NoProgra、Molanis、EATree、EAG、VTS の5つのツールを試用したことになる。
【 VTS-Connect MetaTrader EA Builder - http://www.iexpertadvisor.com/ - 129ドル】
以前の記事では iExpertAdvisor というなまえで紹介していたが、これは会社名であって、製品名は「 VTS-Connect MetaTrader EA Builder」だったのだ。失礼した。
結論からいうと、このツールは優れている。それに価格も 97ドルと安い。えっ、129ドルじゃぁないの。これをみよ!
試用版を何度目かに立ち上げたら、スペシャルオファーがでてきた。
このツールに興味があって購入を考えている人が、こんかい、この記事をみたとしたらラッキーじゃないか! 32ドルをかんたんにセーブできたぞ。ぼくなんか、試用版を試すこともなく購入することが多いので 129ドル払ったかもしれないのだ。
しかし、なんだか、この商売熱心な雰囲気は、ぼくの好みではない。じつは、ぼくがこのツールを漠然と避けていたのは、このことが理由のひとつなのだ(公式サイトをみてのこと)。そんなことどうでもいいことだって? うん、たしかにね。
VTS にはいろんな工夫があるようだ。そのひとつがこの Wizard(ウィザード)だ。この Wizardにしたがって処理を進めればロボットが完成というわけだ。
ああ、そうだ、わすれていたよ。この試用版はMQL4のソースコードを生成してくれたのだ。NoProgra どうよう好感がもてる。
それに、97ドルのスペシャルオファーだ。気持ちが動くね。
しかし、じっさいは EAG(Forex EA Generator)を選ぶことになるだろう。EAG には無償アップグレードもない。バージョンごとにお金を取るのだ。ぼくはそれに協力しようと思っている。ちなみに Molanis は、無償でバージョンアップをおこなう。(ただし MT5対応版は別製品あつかいだ)
たとえるなら、VTS は Microsoft Word で、EAG は Text Editor だ。ぼくは、Text Editor 派なのだ。したがって、EAG を選ぶということなのだ。このあたりは、人それぞれの好みといえるだろう。
さてさて、英語圏までひろげてさがせば、なかなか優れた EA開発ツールがたくさんあるものだ。たのしかったよ。そのたのしかったこの旅もそろそろ帰路に向かう。
偶然にもぼくどうようにEA開発ツールを選ぼうとしている人には、この一連の記事が参考になったことだろうと思う。もっとも自分にあっていると思うツールを選んでほしい。
ではでは。