哲学・芸術・数学・的な
素数というのは不思議なもので、知的好奇心を大いに刺激するものだ。 さて、ぼくはある時期、素数に凝って、そして素数に魅了された。素数のためにゼータ関数や類体論なども入り口レベルだけど学んだものだった。 で、こんかいは面白い素数を一つ紹介しよう…
NHK の番組「プロフェッショナル」を観た。宇宙飛行士の若田光一さんがでていた。 日本人初の宇宙船の船長ということで、ぼくも観ていて誇らしく感じた。 なにが凄いかって子供の頃の目標に向かって一直線に努力を続けその夢を達成した。凄いことだ。 若田さ…
神仏は見ている。そう思うとすれば、その人にとって、見ているというのは正しい。 それでよいだろう。ただし、ぼくには納得できないことがある。なにがだい? ぼくの古い友だちに Y がいた。Y はかなりの悪人だ。Y は人の心をもてあそぶのが平気だった。 あ…
最近読んだ本だ。 アマゾンの書評にドーキンスがムキになって神を否定していると書いている人がいたが、読んでみれば、ムキになどまったくなっていないではないか。 むしろ、かみ砕いてあらゆる人にとって疑問が残らないように反論がないように注意深く書い…
アマゾンに頼んだ本が今日到着した。(当然まだ読んでいないよね) まぁ、読んでから書くのがよいのだけど、今、並行して5冊ほど読んでいるので、この老子を読み終わるのは年明けになってしまうだろう。 で、先に書いておきたくなった。この本、ペラペラと全…
この本を初めて読んだのはいつごろのことだったろう。ちょっと理屈っぽすぎるかとも思えるが、ぼくは楽しく読むことができた。 そして、この本に書いてあることがあまりにぼくの考え方、感じ方と一致していたので、ぼくはタオイスト(Taoist)に違いないと思…
【 ある磔刑の基部にいる人物像のための三習作 - Francis Bacon 】 人間とはなにか。 そうだね、人間は生きていても死んでも肉の塊に過ぎない。そう感じるのはぼくだけか。 人間の内的なもの、精神は輝いているのだって? その意見には反論しないよ。 ある子…
利己的な遺伝子(The Selfish Gene)。リチャード・ドーキンス(Clinton Richard Dawkins)によるこの著作はぼくに大きな影響を与えた。 ある程度知性を持つ者なら、人間が生きることに意味がないことはわかっていることだろう。Dawkins ではないが、Bacon(…
Francis Bacon による「叫ぶ教皇の頭部のための習作」と名付けられた 1952年の作である。もっともこのタイトルは Bacon が付けたのではなくディーラーが付けただけのものかも知れない。 この教皇というのはベラスケスによる「教皇インノケンティウス10世の肖…
ぼくは少年のころ、他の多くの科学少年とどうように、アインシュタイン(Albert Einstein)に憧れた。そして、人間さえ進歩すれば、この宇宙のすべては計算可能であるはずという考えをもっていた。純粋な少年だったのだ。 そうして、相対論の啓蒙書をいくつ…
きょうは「ドラエモンのどこでもドア」の話だ。何かの本で読んで印象的だったので紹介したいと思う。記憶だけがたよりなので内容が変わっているかも知れない。 どこでもドアに入った者はまず分子レベルまで分解されるのだ。つまり完全に抹殺される。どこかに…
宇宙人はいるかと聞けば、ほとんどの人が、いると思うとこたえるだろう。 ぼくのこたえはこうだ、「いるけどいないの」。 詳しい話をしようじゃないか。 「いるけどいないの」というのは、そのむかし、カルピスのテレビコマーシャルで、家庭にかかってきた電…
ぼくは知っているぞ。それを。 遺伝子を先に進めるためだ。なんのために先に進めたいのかそれはわからない。そもそも、この世界はとてもシンプルで、なにもかもが先に進みたいという原理に基づいているのだ。 なーんだ。じゃ、わからないんじゃないか。 ほん…