年金ロボットをめざして

FX(外国為替証拠金取引)自動運用ロボットの開発ブログのはずだった

APL NARS2000 とその他の APL 処理系

NARS2000 の新バージョン 0.4.4.54 がリリースされた。ぼくは早速ダウンロードしたが、ノートンに WS.Reputation.1 と警告され削除されてしまった。復活させてインストールし実行したが、不具合があり直ぐにひとつ前のバージョンに戻した。(追伸:リリース後の不具合対応のためか現在接続不可)

【 APL NARS2000 - http://www.nars2000.org/

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しかし、NAR2000 は現在頻繁にアップデートがなされており、それは心強いことであり、近い将来を期待したいと思う。当分はバージョン 0.4.3.76 の 64ビット版を使ってようすを見よう。

APL については他の処理系も探したが、今のところ、フリーで使える Windows 版 APL としては NARS2000 がベストだろう。しかし、その他の APL 処理系を参考までに挙げておこう。

【 APL 処理系の全リスト 】

・ NARS2000
     http://www.nars2000.org/
     このブログでお馴染みの APL 処理系。ぼくも使っている。リストの先頭に載せておこう。

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GNU APL
     http://www.gnu.org/software/apl/
     GNU の APL プロジェクトでソースを公開。期待できるかもしれない。(フリー)

・ OpenAPL
     http://sourceforge.net/projects/openapl/
     2004年で更新が停止している。ソースコードを公開しているようだ。

・ UnicAPL - Unicode APL in Emacs and LaTeX
     http://www.logic.at/prolog/unicapl/unicapl.html
     Emacs Lisp で実装した APL だろうか。

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・ The APL c compiler project
     http://home.earthlink.net/~swsirlin/aplcc.html
     APL から C へのコンパイラソースコードが公開されているようだが詳細不明。

・ APL2C
     http://www.apl2c.de/home/
     インタプリタ環境と C ソースへのコンパイラを備える。また The Tcl/Tk Plug in for APL2C という GUI 環境を持っているようだ。価格は不明。

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・ APLX
     http://www.microapl.com/
     高機能なようで興味深い。有償だが思いきって購入できる範囲か。£425(約7万円)から。

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・ APL+Win
     http://www.apl2000.com/
     高機能なようだが Subscription 方式の上、最低でも $1750(約18万円)からであり、今のところぼくの対象とはなりえないようだ。

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・ Dyalog APL
     http://www.dyalog.com/
     Windows と Linux 向けの開発環境としてのプロダクト。Windows 開発者向けバージョンは、32ビット版が £850(約14万円)で 64ビット版が £1275(約21万円)と高価だ。しかし、個人向けの非商用バージョンも提供しており(http://dss.dyalog.com/apply.php?ltype=pe)、£50(約8200円)だ。GUIUnicode にも対応している。

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・ TryAPL
     http://tryapl.org/
     ウェブサイトで自由に使うことができる APL だ。サーバーサイドで DYALOG で開発された APL インタプリタが動いているようだ。

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・ A+
     http://www.aplusdev.org/
     http://archive.vector.org.uk/
     GPL のプロジェクトでソースコードも提供されている。Linux の多くの処理系(MacOS X を含む)向けのバイナリを提供している。また、下にある URL のサイトでは Windows 9X および 2000 向けのエディタ、フォント、バイナリを提供しているようだ。

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・ J Language
     http://www.jsoftware.com/
      最後の J 言語は純粋な APL ではないが APL 開発者のアイバーソン博士が開発した言語であり NARS2000 とともにインストールする価値があると思う。J 言語は日本の大学などでも活動があるようだ。無償で提供されている。

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 このようななか、ぼくが当面使うのは NAR2000 と J Language だ。J は APL の特殊な記号を使わず、APL の能力を持たせ更に拡張しているようだ。ぼくが昔見たときはあまり使えそうにない印象があったが、今日までバージョンアップを重ねてきたようで、現在ではかなり使えるものになっている印象を受ける。

J のほうも最新版の j64-701a_setup.exe ノートンから WS.Reputation.1 と評価され削除される。時間が経てば状況は変わるだろう。

          J64 Windows   j701a_win64.exe(64ビット版)
          J32 Windows   j701a_win.exe    (32ビット版)

こちらを選べばよいと思う。インストールの形態が違うだけで中身は同じようだ。
ぼくは j701a_win64.exe をインストールした。

さて、話しを  NAR2000 に戻そう。

ぼくは頻繁な更新が続いているこの NAR2000 に期待している。ただし、現状で使いこもうとすると、困った点もある。まず、日本語が使えない。日本語フォントを選んでも IDE が漢字入力を受け付けない。また、キーボードのアサインがおかしい。しかし、カスタマイズが可能であり、とりあえずの対応はおこなえた。

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これがカスタマイズ画面で、この画面から自由自在に設定できる。設定の仕方も簡単だ。

画面にある NARS2000-JP Japanese(Ctl) というレイアウトはぼくが設定したもの。APL 記号をCtl(コントロール)キーに割り当てる方式と Alt キーに割り当てる方式からを選ぶことができる。ぼくは試行錯誤した経緯から Ctl に割り当てる方式を選んだが、Alt のほうがよいかもしれない。

自分のキーボード(皆さんと同じだろう)に合わせずいぶん変更した。

【 シフトなし 】
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【 シフト 】
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【 コントロール 】
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【 コントロール+シフト 】
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【 ALT 】
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使ってみるとわかると思うが、これらの変更はぼくの趣味でおこなったわけではなく、このようにしなければ使えなかったからだ。ちゃんと使おうとする人には参考になると思う。

この NARS2000 は、少々の問題はあっても十分使えるほどの完成度があり、しかも無料なのだから、皆さんも試してみてはどうだろう。

もし、APL は数学が得意な人しか使えないという印象があるとしたらそれは誤解だと思う。ぼくは APL には数学的な側面と素朴で実用的な側面の2つがあると思う。

2次元(表)や3次元のデータの扱いが便利なので、使い方によっては数学嫌いの人にも便利なツールとなりえるはずだ。

そのような使いかたについても記事にしてみたいと思っている。