サヤミックス(3)
こんかいも話題は、サヤミックス(Sayamix)。
ぼくはこの考えが気にいってるんだね。
そもそもサヤ取りというのが、ぼくにとって新鮮なんだろう。
しかし、ねぇ、FXでサヤ取りなど意味がないという人がいたのでおどろいた。紹介しよう。http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2988592.html ← これなんだけどね。この人、どうどうと書いているのはいいんだけど、ねぇ、たとえば、日立と東芝の株価は相関がたかいといわれるようだが、この値段は円で比較しているね。
では、たとえば、いま、ユーロの値段とドルの値段を比較するんだけど、この単位あたりの値段を円で比較してみよう。そうすると、日立と東芝の株価の比較とどこがちがうのだろう。単純にそうほうともに円で比較できない場合(EUR/USDとGBP/JPYなど)について、そのケースが理解できないのであれば、めんどうなので、この、ユーロとドルの比較だけでよしとしよう。これいがいはやらないよぉ、ってことでいいだろう。
手を抜くねぇ。めんどうだもん。
で、日立と東芝の相関のように、ユーロとドルの相関はどうなんだろう。この関係がよわいようだとサヤ取りの意味があやしくなる。で、これね。
うえのデータは1週間の統計だが、これが1日とか1ヶ月とかだとまたちがってくるはずだ。ユーロとドルの相関はひじょうにたかいようだ。うん? しかしね、ユーロとポンドの相関が思ったよりひくいじゃないか。ぼくは、相関がたかいって聞いていたぞ。
ここでね、たいせつなサイトを紹介するよ。
http://www.mataf.net/widget/#w_correl
うえのデータもここでもらったんだ。1週間のほか、15分、1時間、1日などをしらべられる。確認してくだされ。
さて、あらためていうが、サヤ取りというのは、じつにきょうみぶかいトレード手法だ。だけどね、効率がわるいと思うんだ。サヤだけをみていてはね。ちゃんと目をあけて相場をよくみれば、もっと大きく稼げるはずだ。
この、サヤ取りと、じゅうらいのテクニカル分析は、ひょっとしたら直交しているのではないか。そう、数学的な意味での直交だ。
テクニカル分析の多くは、目の前にみえているチャートのなかにある情報(ロウソク足)を加工してみせているだけともいえる。しかし、サヤが相関のたかさによってやがてすぐに閉じるという性質は、チャートを変形したりお化粧したりしているのとは、またちがったものであると思うのだ。
ひょっとしたら、Sayamix = Technicals × ( Arbitrage + Correlation ) ということにでもなってるんじゃないのか! えっ、えっ、えっ、げぇー。はぁー、たすかったぁ。
まっ、そういうわけで、ばくは、サヤミックスへとむかうのだ。