ロシア語とフランス語
二兎を追う者は一兎をも得ず、とは、ぼくのためにある言葉であろう。
前回の記事でロシア語を始めたぼくだった。そしてロシア語の文字(キリル文字)に馴れてきて、ロシア語が面白くなりつつある。
また、同時にロシア語がなぜ難しいと言われるかについての理解も進んだと思う。覚えるべき変化が大変多いのだ。これなら、確かに変化・変化・変化の言語と呼ばれるはずである。
一方、フランス語は性に合わないと一蹴していたぼくだが、フランス語の入門書と辞書を買い込んだのだ。ああ、なんてこった。ぼくは二兎を追う羽目になったのだ。
なぜこうなったのだろう。外国語の勉強が面白くて欲が出たってことだろう。つまり、ロシア語の勉強が面白い。今のぼくは英語が少しできる程度で、他の外国語は分からない。それでもここ1ヶ月ほど、いろんな外国語を(表面的にではあるが)かなり調べたのだ。
その結果、英語を除くと ①ロシア語、②フランス語、③ドイツ語、④中国語、の順位がぼくの中にできあがった(以前はドイツ語が1位だった)。その他、⑤インドネシア語、⑥タイ語、⑦ポーランド語、⑧トルコ語、⑨フィンランド語、に興味が湧いたのだった。
インドネシア語はとにかく易しい言語で直ぐにでも覚えられそうなのが魅力。タイ語はタイ旅行をして以来ずっと興味がある。書店でも多くの人がタイ語のコーナーで立ち見をするほど人気があるようだ。ぼくはそれを何度も目撃している。ポーランド語は、ロシア語とほぼ同時に調べたが、言語的に面白く感じ、ロシア語に比べるとかなり学習しやすい言語に思えた。また、インドネシアとポーランドは大変な親日国でもある。
それらを検討した結果、結局、ぼくは、ロシア語とフランス語を独学しようと決めたのだ。
フランス語は性格的に合いそうもないが、あくまでも目的重視で選んだ。現代のフランスは日本文化との接点が多く強い。つまり、日本への興味がとても強い国だということ。
また、ぼくが、料理やファッションへの興味がないことは言うまでもないだろう。そういう視点であれば、学術に有利なドイツ語を選ぶことになる。
ロシア語、フランス語、その他にまで手を伸ばしたいぼくだけど、まずは、ロシア語が少なくとも初級程度になるまでは、フランス語に手を出すのは我慢するつもりだ。この2つを比べれば圧倒的にフランス語が易しく思えてしまうほど、ロシア語は面倒な言語といえる。
それが言えるのも「ロシア語の仕組み」という本を読んだからだ。
この本を読み始めた当初は、この本は名著ではないかと思ったものだ。しかし、今はこの本を振り返って疑問を感じているのだ。
それというのも、この本のおかげでロシア語というものへのぼくなりの理解が生まれたからかも知れない。皮肉な話だ。
必要のないことは分かっていたが、この本を読んでから「ロシア語のかたち」という本を購入した。読む順序が逆だが、今なら苦労せず楽しく読めるはずだ。
さて、ロシア語とフランス語はどちらも初級程度までにはなるつもりでいる。どちらかが、中級、上級と進むことができれば望外の結果といえる。
もし、ぼくが望む最大の成果を達成できたとしたら、複数の外国語による将棋情報サイトができることになる。あるいは、ロシア語による FX 情報(ロシア製のロボットやシンジケーター)を紹介することも可能になるだろうし、それらの情報は、ぼくの年金ロボットの開発に役立つだろう。
もともと、ロシア語にぼくの気持ちが向かった最も大きい理由は FX なのだ。ロシア製のロボットを見つけ、そのページは英語を選ぶことができたが、その先に進んで、英語の選択はできずロシア語だけとなったのだ。
なんとなく雰囲気で理解できないかと眺めたものの英語との共通性は皆無で理解は不可能。そのとき理解したい!と思ったのがロシア語への切っ掛けとなっている。その数年後、wxBasic その他のためにドイツ語を学びたいと考えたことがあったが、今回、外国語を知りたいと思った最も初心に戻って、ぼくはロシア語に向かい始めたのだ。