魔術師をめざして

魔術師を目指して、相場・数学・プログラム言語を研究しています。

神は妄想である

ぼくも同意見だが、これは、ドーキンスの書いた書籍のタイトルだ。
日本じゃ、なんてことない主張だろうが、キリスト信徒の多い欧米では、思い切った主張なんだ。分厚い本の丸一冊が、神が、人間の妄想に過ぎないと言う内容だ。ある程度知性の高い人間ならば、人間に似た姿の人格神など、信じていないだろう。だけど、もう少し抽象的な、老子の言う「タオ」なんかはどうだろう。何か大きな力。合理的な中国人が、受け入れた思想でもある。その大きな力は、個々の人間など気にしない。「ああ、神よ、助たまえ」なんて声は、その大きな力に届くはずもない。ぼくは、タオのような思想は、理解したいが、キリスト教の言う、神様など、1mmも信じない。さらに言えば、ぼくは思う、あらゆる神物は存在しないと。「ベーコンも言ているが、信仰を悪いこととは思わない。河原で熱心に石投げをしている者と同程度には、理解できる。ただ、自分を偽ってはいるけどね。ってさ。ぼくもベーコンに同感だ。ぼくが、宗教の嫌いなところは、他の者の信じる神を認めず、自分の神こそ、絶対無二だと言う愚かさ。か自分の信仰以外の宗教を憎むという宗教の特徴が嫌いだね。宗教は戦争の歴史でもある、宗教の本質的な欠点だ。それぞれの宗教が、他の宗教を認めるなら、宗教そのものは悪くないと思う。しかし、他を認めないのが宗教というものだ。ぼくの家に宗教の勧誘が来ることがある。そんなときぼくは「イスラム教信者だと名乗る」ちょっと意地悪かな。本当は無神論者だけどね。日本人の多くは「なんとなく無神論」という人が多いだろうが、ぼくは筋金入りの無神論というやつさ。
自爆テロで人を殺せば、自分は天国に行けるから、死ぬのは怖くないと、よく、そんな醜い考えができるものだと思う。これが宗教というやつさ。そんなぼくだが、墓参りなどは好きだよ。死んだ人の霊が、墓参りによって喜ぶなんて、バカなことは信じようがない。だけど、死んだ人を思い出して皆でしのぶと言うなら、いいと思う。