EA開発ツール選び(3)
まぁ、いろいろみたが、どれもこれも考え方にそれほどのちがいはない。ただ、多少の個性と価格のちがいがあるわけだ。きょうは1時間ほど EATree をさわってみた。うん、そう、ダウンロードしたのだ。登録不要。制限つきのバージョンがかんたんにダウンロードできるのだ。
制限というのは「保存」ができないということだけ(のよう)だ。しかし、EAソースコードの表示が可能だ。ただし、みることができるだけでコピーはできない。
【 EATree - http://eatree.com/ - 197ドル】
一見むずかしそうにみえた EATree だが、動かしてみれば、そうでもなかった。
あと、動画マニュアルが役にたった。Part 1 ~ Part 3 まである。それは最後にみていただこう。
で、画面のダイアグラムだが、MA_1は期間8のEMA、MA_2は期間13のEMA。ブロックをみただけではわからないね。M1とM2とある黄色い四角から線がでているが、この場合は同じものが2つということだろう。線はCondition_3とCondition_4へとはいっている。
OperとあるのはOperatorのこと。Condition_3のOperをクリックすると「>=」と表示される。ESCキーを押すとひっこむ。Condition_4のOperは「<」だ。
Conditionブロックについている青いTはTrueのこと。赤いFはFalseのこと。そのあとにつづくAndLブロックのLはLongの意味で、AndSブロックのSはShortの意味だ。AND一種類でいいような気もするが、まちがえないようにということか。
最後のブロックはTradeブロックで、うえから、openLong、openShort、closeLong、closeShort、symbols、takeProfit、stopLoss、trailingStop、MM、Lots となっている。MMはマネーマネジメントの意味だと思う。
EMAクロスのEAだよね。これでEA全体だ。もうこれで使えそうだね。
Logicメニューを押すと、ConditionとCrossoverという項目があらわれる。さきほどはConditionだけだったが、こんどはStochasticブロックからでている4本の線を取りこんでいる。まぁ、説明は省略させてくれ。あとはどうようだ。
そうだ、Indicatorsというメニューが気になるだろう。
ひだりにあるリストが、Indicatorsを押したら表示される。ここからえらべば、そのインジケーターに対応したブロックが画面上にあらわれる。
こうやって実際に使ってみると、それほどむずかしいことはなにもなく、かんたんに習得できてしまうものだ。
ところで、このEATreeはMT5つまりMQL5に対応したタイプもあるのだ。価格はMT4(MQL4)対応のタイプとおなじで、197ドルだ。日本円だと19,420円と表示される。
このツールの全体的印象は、いかにもドイツ人が考えそうなデザインという感じ。みためだけではなくロジックもね。このみのわかれるところだ。
できることは、どれもそれほどかわらないよね。たしか、ニュースフィルター(?)があるようなことが書いてあったがメニューや項目にはみあたらなかった。マーチンゲールについては、TradeブロックのなかにmartinModeという項目があったがそれだろう。
あとね、このソフトウェアはどういうわけか、ウィンドウのほかに、DOSプロンプトを表示するんだ。
最初は、デモ版だけのことかと思ったが、いや、そうじゃないよね。
したの画像がそれだけど、DOSプロンプトだけをみせてもしかたがないのでついでという形で画像のなかにいれたのだ。内容はみえないだろうけど、操作のログを表示しているのだ。
デモ版だけのことだということを祈るよ。
あと、↑これね。MQL4のソースコードを表示したところ。ざんねんながら表示できるだけで、コピーも保存もできない。
最後に約束した動画マニュアルだ。聞き心地がわるいがガマンしてくれ。
【 EATree Video Manual Part 1 】
【 EATree Video Manual Part 2 】
【 EATree Video Manual Part 3 】
では、ごきげんよう。