ハンニバル
ぼくのレンタル DVD 三昧もそろそろ終わりを迎えそうだ。
何事にも終わりはあるものだね。
今回をもって一段落としようと「太陽と月に背いて」と「愛の悪魔」を借りようといつものTSUTAYAにぼくは行った。結果、どちらの DVD もTSUTAYAには置いてなかった。
仕方がないので、アマゾンに「愛の悪魔」のDVD(2,389円)を注文することにしたのだ。また、本としては高価(5,250円)なので買うのをちょっと迷ったが、ついでなのでベイコンのインタビュー集をいっしょに注文した。
「愛の悪魔」は、フランシス・ベイコン(Francis Bacon, 1919-1992)の物語だ。同名の哲学者が有名だがこちらはイギリスの画家だ。ぼくはフランシス・ベイコンにとても興味をもっている。横浜の美術 館でベイコンの絵を観てから以来のことだ。ベイコンについてはまた改めて取りあげたいと思っている。
さてさて、というわけで、今回は、ハンニバル・レクター シリーズ4部作を観た。4本の DVD を観たわけだが、4本とも2度観たことになる。
4本のどれもが娯楽映画だが、ぼくにとっては娯楽映画以上の楽しみを得ることができた。とくに「羊たちの沈黙」はぼくにとって永久保存版といえる映画となった。また「羊たちの沈黙」は多くの賞を受けている。
第64回アカデミー賞
作品賞
監督賞:ジョナサン・デミ
主演男優賞:アンソニー・ホプキンス
主演女優賞:ジョディ・フォスター
脚色賞:テッド・タリー
第57回ニューヨーク映画批評家協会賞
作品賞
監督賞:ジョナサン・デミ
主演男優賞:アンソニー・ホプキンス
主演女優賞:ジョディ・フォスター
第41回ベルリン国際映画祭
銀熊賞(監督賞):ジョナサン・デミ
第49回ゴールデングローブ賞
主演女優賞 (ドラマ部門):ジョディ・フォスター
第18回サターン賞
ホラー映画賞
第34回ブルーリボン賞
外国作品賞
アンソニー・ホプキンスとジョディ・フォスターは実にはまり役だと思う。 アンソニー・ホプキンスでなかったら、この映画からこれほどの衝撃を受けただろうか。ジョディ・フォスターでなかったら、この映画にこれほどの感情移入ができただろうか。
ジョディ・フォスターといえば、映画「タクシードライバー」で初めて観たように思う。少女娼婦の役だったように記憶している。ド派手な化粧にミニスカート。違ったかな。ちょい役のようであっても、その映画になくてはならない光を放っていたようだ。それは確かだろう。