魔術師をめざして

魔術師を目指して、相場・数学・プログラム言語を研究しています。

サムライとパトリックジェーン

唐突だが、サムライは命よりも名誉を重んじる。だからM当然のこと、お金よりも名誉を守る。サムライは、命よりも名誉を重んじると、どこかの時点で決めたはずだ。そして、それが、サムライの尊厳となった。
そもそも、ぼくは、名誉よりも尊厳を重んじる。尊厳って?、誰でも人間は、意味もなく生まれてきた。最初はね。でも、やがて誰もが、自分で、生きる意味を定める。何でもいいんだ。その定めた意味こそが、人間の尊厳であると考える。少なくとも、その人の尊厳。ハンニバルではね。そう考える。
だから、信仰に目覚め、神のために生きるんだと決めたとしたら、それこそは、その人の尊厳と言えるだろう。命を懸けて守る尊厳だ。名誉を超えて、大切なもの。
ところで、メンタリストのパトリックジェーンは、眠れなくて、精神科医睡眠薬を処方してもらう。精神科医は、「君は、妻子を無残に殺され、苦しんでいるのになぜそれを話さないんだ」と問われ、ジェーンは言う。「ぼくのものだから」。ジェーンにとっては、自分のせいで、妻子を死なせたという苦しみがあって、うそをついてでも、それを言わない。その言わない理由が、「ぼくのものだから」。このことは、ジェーンにとっての一種の尊厳なのだと、ぼくは、解釈した。
なお、尊厳の正確な意味は、ここで述べたのとは異なるかもしれないが、ハンニバルにおいては、これこそが、尊厳の意味だ。