魔術師をめざして

魔術師を目指して、相場・数学・プログラム言語を研究しています。

経済数学の直観的方法

マクロ経済学の本は、いったんお休みして、タイトルの本を読み始めた。ブラックショールズ理論の解説をここで書くと大口を叩いたぼくだが、今まだ、この本を読んで、確率統計論から、入門中のぼくなんだ。笑ってくれ。しかし、この本は面白い。
ところで、ぼくは数学の中でも、ロジックが、専門と言えば専門なんだ。だから、ゲーデル不完全性定理(*1)なんかが、興味の対象なんだ。つまり、ぼくも、アインシュタイン同様、確率論は、性に合わない。だからね、不確定原理には衝撃を受けた口なんだ。考え方が、今だ、青っぽいってことだね。特に統計などには、数学的純粋性や、美しさが感じられず、過去、なんとなく避けてきたように思う。
そんなぼくが、自分の目的の一つのために、気が進まないながらも、学ぼうとしているんだ。諸君も一緒に学ぼうじゃないか。
そもそも、ブラックショールズとは、何なのかから、話したいと思っている。少し待ってくれ。

 (*1)数学基礎論という分野。これは、数学体系の完全性とか無矛盾性などを研究するもので、数学の基礎という意味ではない。不確定性原理とは、例えば、自然数論の中には、成り立つけど、決して証明はできないという定理が存在するということが、ゲーデルによって、数学的に証明された定理を言う。これは、人間の理性の限界を示したものだと言われている。