ロボットの価値
ロボットはどこにでもゴロゴロしている。無料のロボットもゴロゴロしている。
ロボットが、そこにある、というだけではなんの価値もない。それがぼくの認識なのだ。
つまり、ロボットを無料であげるよ、といわれても、石ころをひろって、無料であげるよといっているのとおなじなのだ。
そんな石ころでも磨けば、素敵に輝くかもしれない。あるいは、緑の石をひろって、いっしょうけんめい磨いてみたら、翡翠だったということもあるだろう。それがロボットだ。
よい素材(ロボット)でなければ、磨き損になるだけだ。よい素材であったとしても、ちゃんと磨かなければ輝くことはない。
磨くということは、ロジックを検証し、ひつようがあれば改造・改良して、動作を検証し(バックテストなど)、パラメーターを動作環境(FX業者や通貨ペア、時間足など)にあわせ、市場(為替相場の変動)にあわせ、利益をだしつづけるためのメンテナンスと運用のサポートをおこなうということだ。そしてそれはロボット運用にとって不可欠なことのだ。
つまり、ロボットそのものよりも、そのロボットの面倒をみるという、そのごの付加価値のほうがだんぜん大きいのである。 ロボットを運用しようとする者はそのことをしるべきなのだ。
ロボットさえ手にいれれば儲かる。そういうことがないとはいえない。すべては可能性なのだ。宝くじさえ買えば億万長者とよろこべないことはだれにもわかる。ただし、ロボット運用で成功する可能性は、宝くじよりも遙かに誠実で現実的なものだ。
だからおもしろいし人々を惹きつけるのだろう。