魔術師をめざして

魔術師を目指して、相場・数学・プログラム言語を研究しています。

グリゴリーペレルマン

トポロジーの世界の偉大な数学者。
ポアンカレ予想を解いて、インターネットで発表したが、
正解だとわかる者はいなかったのだ。
後に、フィールズ賞を受賞するのだが、ペレルマンは、メダルも賞金(確か100万ドル)の受け取りも拒否したのだ。
今もメダルは、受け取る者が無いまま、保管されているとのことだ。

面白いのは、ペレルマンが世紀の大問題を解いたようだといううわさが流れ、
ペレルマンが、説明会を設けると、多くのトポロジーの専門家が集まった。
そこで、ペレルマンが説明を始めたのだが、誰も理解できない。
ペレルマンが解法に使ったのは、トポロジーではなかったのだ。
微分幾何学や、トポロジーとは無関係と思われる数学ばかりを使った解法だったのだ。
ベれルマンは律儀な人間で、研究所から、前借をよくして、きちっと返していたそうだ。
フィールズ賞受賞時も、家賃が払えない状況だったのに、大金を貰うのを拒否したのだ。
このエピソードが、ぼくは大好きだ。数学者は、お金に執着が無いと言う。
ぼくも、IQが、あと、50ほど高ければ(200を超える)、数学において大きな仕事ができたかもしれない。
もし、それが叶うなら、最高の幸福感だろう。空想すると痺れる。
ぼくは、中学生の頃、金華山にある、大きな図書館に、自転車で通っていた。
お金が無いので本が買えなかった。借りるのでもなく、涼みながら、
微分幾何学の意本を読んでいたのだ。目的は、特殊相対論にあった。
帰りは決まって、科学館で冷水を飲んだものだ。

ぼくのひーろーは、19世紀のフランスの数学者、エバリストガロアだが、
ガロアは、運悪く望んだ大学に行けなかった。高校時代に、
数学の基礎もないままに、5次以上の方程式に整数解が無いことを、
力づくに証明したのだ。その過程で生み出した道具がいまでも、
ガロア理論として数学界と物理学界に君臨しているのだ。

量子論では、ガロア理論が無ければ、研究が成り立たないそうだ。
20歳に頃、女性を巡った決闘によって、命を落とした。
政治活動にも命を懸けていた。まるで、フランスの竜馬だね。
だから、高校生の頃、高校数学程度の知識で、ガロア理論を作り出したわけだね。